子供のまま大人になりました
映画「CASSHERN」感想
デビルマン見た後は絶対これ見ようと思ってた、同年に公開されたCASSHERNの感想です。
原作全く知らない、それどころか新造人間を人造人間だとずっと思ってたという…

デビルマンと同じく、懐かしアニメの実写化の失敗例としてよく挙がるので、2004年はすごい年だったんだなーとか思ったんですが。

いざ実際見てみると、デビルマンと比べるのはCASSHERNに申し訳ないような…
デビルマンを見た後だとどんな映画も面白く感じるというのは本当なのかもしれない。

私は宇多田ヒカルさんが好きで、彼女のPVも好きで、特に今作の監督である紀里谷和明さんが手がけたPVはどれも好きです。
特にFINAL DISTANCEとかtravelingとか世界観がドツボにはまり、当時見たときはこのPVの物語を映画にしてほしいと何度思ったことか。
なので、紀里谷和明さんの作るフルCGの世界観は映画開始時から引き込まれました。
こういう全部CGで作った背景が苦手な映画ファンもいるとは思うし、これならCGアニメでいいじゃん?というのもわかる。

正直、映画としての評価が低いのは、この映画が新造人間キャシャーンの実写化である必要があんまり無いからだと思うんですね…
ガワだけ借りたパラレル日本の戦争モノというか。
キャシャーンの境遇が原作と全然違い、しかも主人公なのにあまり応援したいと思えるキャラクターではないので、スカッと勧善懲悪ヒーローものなんて期待してるとびっくりするだろうし。
登場人物の多くが利己的で、自分の願いを叶えるために他人を犠牲にすることを厭わない。
悪役たちはそういう人間たちの犠牲者で、何も悪くないのでそっちを応援したくなってしまう。
憎しみは新たな憎しみしか生まないだとか、反戦メッセージが嫌というほど伝わってくるので、いっそオリジナル作品じゃダメだったのか?商業的な理由なのか?とか思ってしまう。

簡単にあらすじ。
物語の舞台は、大戦に勝利し、ユーラシア大陸を支配した上、ヨーロッパとの50年にも及ぶ長い戦争に勝ったものの、被害が甚大すぎて復興不可能になってどうしようもなくなってしまった架空の日本。
軍のお偉いさんたちは国のことなんぞどーでもいいのか自分たちの延命に必死。
遺伝子研究者である東博士は、病気の妻を救うため、延命したがってる軍のお偉いさんたちを騙して「新造細胞」の開発施設と費用を用意してもらって、研究に没頭していた。
そんな研究に没頭する父に反発し、主人公の鉄也は周囲の反対を押し切って従軍する道を選ぶ。
派兵先で罪もない一般人を手にかけ、心に深い傷を負う鉄也。従軍後1年が経ち、鉄也は戦死する。
戦死の通知はすぐに両親と、婚約者のルナの元に届く。
軍によって鉄也の葬儀が行われているそのとき、謎の稲妻が研究所に落ち、開発中の新造細胞がヒトの形を作り始める。生まれた人のようなものたちは軍によってすぐさま射殺されていくが、何人かは生き残り、鉄也の母ミドリを車ごと攫い、「新造人間」を名乗り人間たちへ復讐を始める。
東博士は何かを思いついたように、鉄也の遺体を培養液に浸し、彼を新造人間として蘇らせた…
というあらすじです。
で、鉄也と新造人間たちが戦うんですが、鉄也が戦う理由って最初ほとんどないんですよ。後であるんだけど。
鉄也は従軍したことを後悔していて、死後に幽霊として戻ってくるんだけど、培養液に死体を浸す東博士に向かって生き返りたくないというわけです。
東博士の知的好奇心なのか、新造人間に対抗できるのはウチの息子しかいねーと思ったのか、嫌がる鉄也を無理やり生き返らせちゃいます。
確かに後々の伏線回収になるので間違ってはいないんだけど、何にも知らないと何か不自然な流れなんですよね…

東 鉄也…主人公。伊勢谷友介さん。なんか評価は高くないみたいだけどデビルマンに比べたらめちゃめちゃ演技上手く見えてしまいました。葛藤するヒーロー。過ちをおかしつつも、最後に正しい選択を選ぶというのが好印象でした。
生き返りたくなかったのに無理やり生き返ってしまい、しかも人間ではないわ一生変なスーツ着たままだわしょっぱなから可哀想。
新造人間側についても良かったのでは?と思うんですが。

上月ルナ…ヒロイン。麻生久美子さん。出ずっぱりだけど、慈愛の精神を持つテンプレヒロインで印象に残らず。新造人間になっても鉄也は鉄也だよーというのはデビルマンと同じですな。

東博士…いろいろな元凶。寺尾聰さん。愛する妻のためなら世界がどうなっても構わないぜって人。ヒロイン助けたりする場面もあるんだけど、やっぱマッドなサイエンティスト。ある意味ラスボス。

東 ミドリ…ある意味役割的に本作のヒロイン。樋口可南子さん。鉄也のママ。新造人間四天王からも一目置かれている。おそらく攫われた後早い段階で死んでたんだろうけど、いろんな人の心の拠り所として機能した。

ブライキング…作中名前は出てきたのだろうか?鉄也の宿敵となる新造人間のボス。唐沢寿明さん。いろいろ可哀想な人。この人が目立ちすぎて鉄也がいなくても話が盛り上がるという謎。
というかこっちが主人公っぽい。

サグレー…新造人間四天王の紅一点。佐田真由美さん。割と早い段階で退場する。この人との戦闘見づらかったです…バラシンの彼女。

バラシン…新造人間四天王の1人。要潤さん。個人的にお気に入り。鉄也と戦い討たれる。彼との戦闘シーンはめちゃくちゃかっこいいので、是非見て欲しい。その正体にも泣ける。

アクボーン…新造人間四天王の1人。この映画のマスコット。宮迫博之さん。あーとかうーしか喋れない。ルナに助けられてから、彼女を守ろうとする。

内藤…東博士の新造細胞の開発に手を貸した軍の人間。及川ミッチー。下流階級出身らしく、成り上がろうと必死だった。ミッチーの容姿ってこういう2.5次元映画にめっちゃ合うのに、演技するとなぜかちょっと浮く不思議。

上条ミキオ…将軍の息子。西島秀俊さん。クーデターを起こし、軍の実権を握る。延命ばかり考える軍上層部に嫌気がさしていたようで、国のことを真面目に考えていたので作中ではまともな人だったのかもしれない。でもやはり差別主義者なのは他の人と変わらず。

上条将軍…軍の最高権力者。大滝秀治さん。息子との仲は険悪なよう。延命に必死な老害の1人。

利己的な登場人物ばかりの中で1番悪いやつ選手権やるとしたらやっぱり東博士かなぁ。どんだけ人体実験しよるねん。
新造人間たちが誕生すると、対抗策としてか息子を新造人間として蘇らせるし。
最後まで鉄也とはわかりあえないままというのも悲しい。

登場人物の多くが死んでしまうので、最後に登場人物たちが幸せに暮らしてる場面を見せられるとちょっとうっ!と思ったけど…でもそれは映画全体が素晴らしくて感きわまるのとはちょっと違うような気がする。
全体的には好きな場面もあって鷺巣さんの音楽も良くて、差別ダメ、戦争ダメ、憎しみダメメッセージも嫌っちゅうほど聞かされたんだけど。
やはりちょっと違うだけで大虐殺される人造人間たち、人間の理不尽さに復讐を始める人造人間、までは理解できても、そこへの鉄也の絡み方が、もっと他にもあったのではないかと…
絶望的で救いがないんですよ。
ヒーロー、救世主であるはずのキャシャーンも、憎しみの連鎖に取り込まれてるわけだし。
ほなリセットしましょうって終わり方ね、あるある、最近ちょっと見飽きた。好きだけど。
平和主義キャラがいなかったから憎しみの連鎖が起こったのか。ヒロインたちは聖母のように非暴力を説いたけど、あまり効果なく、このまま世界は滅亡寸前→希望の光でリセットという感じ。
うううーん、でも筋は通ってるといえば通ってるんだよな。人造人間四天王たちに関する種明かしもびっくりしたし。
もっと支離滅裂でわけわかんないのを想像していたので、わかりやすくて良くも悪くもマンガのような映画でした。
反戦メッセージが強すぎてプロパガンダ扱いされてるのもわかる気がする。
娯楽だと割り切って見れない…
ペルソナ トリニティ・ソウル
アマゾンプライムではペルソナトリニティソウルとペルソナ4のアニメしか配信されてないので、とりあえずはトリニティ・ソウルから見始めてます。
ほんとは、ペルソナ3の劇場版が見たいんですけどね…4章の劇場公開が去年ということもあり、あまり配信してるサイトがないみたいなので、TSUTAYAで借りるしかなさそう。
ブルーレイ購入は…ちょっと金欠だから今は無理かな。

トリニティ・ソウルはP3発売後〜P3P発売前の2008年に放送された「P3の10年後を舞台としたスピンオフ作品」です。
P3Fの発売に合わせてとかなのかな?
どういう経緯でこういうスピンオフの形になったのかはよくわかりませんが、ペルソナ3からキャラクターデザインを担当している副島さんの絵がそのまんま動いてる感じがあ!ペルソナだ!!という感じがしました。
OP歌ってるのはP3P版のOP歌ってる喜多さん。

P3の劇場版が制作決まったのはP4のアニメ化がある程度成功したからと聞いてますが、このトリニティ・ソウルはどういう評価だったのかよくわからず。
でもなかなか、作画も安定していてアクションもよく動くアニメだなと思いました。
深夜アニメらしい、P3らしい不気味で暗い雰囲気もあり、ペルソナ能力に目覚めた3兄弟(元は4兄弟?)が主人公というのも面白い。
この時代はまだ2クールが主流だったんでしょうか、サクッとは見れないのでゆっくり見ていきます。

P3の外伝っぽい立ち位置だけど、あえてタイトルから3を外しているのは、ペルソナシリーズ全てを踏まえてるのかなと思いました。
主人公3兄弟の長男役の声優さんがP2の主人公やってた子安さんだったり、狙ってるのかなと。

最初の1〜2話は結構ゆっくりペースで、物語も怪奇現象というか連続殺人事件というか、何かが起こりつつあるんだけど何なのか全く予想できない。
人が物理的に裏返されて殺されているリバース事件、若い人の間で流行っている影抜き。他人のペルソナを無理やり剥がして回収している者たち。
ところで影時間が消滅した後の世界ではP4みたいにテレビの中でしかペルソナは出せないのでは?
謎が謎を呼ぶ話嫌いじゃないです。

P3からは真田先輩しかでてこないみたい?ですが、P3ファンが見ておお!と思うシーンがたくさんあるといいなー。
09/14のツイートまとめ
lamune40fire

彼氏にTHEビッグオー見てもらってるけど私自身2期のオススメ話が思いつかない。2期がつまらないわけではないんですが。私は1期ならAct.05、06、09が好きで、彼は08が好きとのこと
09-14 14:13

結構どんな映画でも楽しめる気がしてデビルマンを見ている。子役時代の染谷将太が可愛い。渋谷飛鳥かわいかったのにゴリ押し終了したらあまり見なくなったよねさすがオスカー
09-14 14:09

デビルマン感想
特に映画好きでもなんでもなく、好きな映画には
「ダークナイト」
「シザーハンズ」
「キャスパー」
「ジュマンジ」
をいつも大体挙げています。
スパイダーマンとかパイレーツオブカリビアンとか、スターウォーズとかも好きです。
ハリウッド映画ってわかりやすくて好きです。
対して邦画って面白くないよねってなんとなく言ってました。
邦画も結構それなりにいろいろとエンタメ色の強いのは見たと思います。
「CGが酷い」
「俳優の演技が酷い」
「キャストのコスプレ感が酷い」
原作ありの実写化ものでは散々言われてきたことだと思います。

多分、邦画ってそういうものだと思ってるからでしょうか。
見る価値ないって言われてたデビルマン、結構楽しく見れてしまいました。
思ったより見所多かった…

②デビルマン(2004年)
デビルマンは世代ではないのでTVアニメ版は見たことないです。
原作漫画もあまり知らないです。
ただ、トラウマアニメランキングで必ず上位に入るOVA「AMON デビルマン黙示録」はちょっとだけ見たことあって、ヒロインの首が飛ぶ作品はこれとXくらいしか知らないんですけど、まぁデビルマンってただのヒーローものじゃなくて、原作漫画は救いようのないダークな話なんだよってことは知ってます。
漫画は全5巻と短く、濃ゆい内容だそうです。
んで今回の実写化は、漫画版を実写化したものらしくて、AMONデビルマン黙示録同様グロテスクで退廃的な、正に悪魔の所業とも言える描写が見所です。

ストーリーはもっと難解なのかと思ってたけど、わかりやすかったと思います。

〜登場人物〜
不動明…両親を4年前に亡くし、牧村家でお世話になっている高校生。飛鳥了とは親友。
居候先の牧村美紀とは恋仲になる。
地下から地上に出てきてしまったデーモン「勇者アモン」と融合するが、不動明という人間の心を持った「デビルマン」になり、デーモンと敵対する。

飛鳥了…明の親友で、キレると恐ろしい行動に出る金髪の少年。明とは顔が瓜二つ。
父親は博士で、南極の地下深くにあるエネルギーを掘削していたが、地下深くにあったのは人の身体を乗っ取るデーモンたちであり、父親もデーモンに肉体を乗っ取られてしまう。
そのとき了もデーモンになったと話していたが、実は了は最初から人間を憎むデーモンの「サタン」だということが判明する。
幼い頃から絆を深めてきた明のことだけは認めており、自分の仲間にしようとデーモン化させた張本人。
どこまでも人間側につくという明とは最終的に敵対することになる。

牧村美紀…本作のヒロイン。イマドキの女子高生で、強い意志と正義感を持つ。居候している明のことを好いていて、彼がデーモンとなった後も、変わらず接している。明と結婚して、沢山子供を育てるのが夢だったが…

シレーヌ…白い鳥型の女性デーモンで、勇者アモンを探して明にたどり着く。アモンに好意を持っていたらしい。人間の心を持つデビルマン明と対決し、勝利するが、了の邪魔が入り撤退したらしい。その後一切出てこない。どうなった?

牛くん…前衛的な絵を描くのが得意なクラスメイト。中学の時、明をいじめたことでキレた了に指を切断されているが、明によって指を失わなくて済んでいる。それからは明を恩人と慕い、本当は友達になりたかったことを打ち明け、和解…と死亡フラグを立てて回収。

ジンメン…亀型のデーモンで、普段は融合した人間の姿をしている。人間を喰らい、喰われた人間の意識が背中の甲羅に顔として残る。

ミーコ…明と美紀の通う高校でいじめられている女子生徒。不登校になった後、デーモン化してしまうが、明同様人間の心を失わなかった。美紀に助けられたことから彼女を慕っている。デーモンであることがクラスにバレ、学校から逃げ出し、ススムという人間の少年に出会う。彼の両親がデーモン化しており、戦って彼の命を救い、それからは2人で行動している。

ススム…人間の少年。父親から急に虐待を受けるようになり、家に帰りたくなくて公園にいたところ、ミーコと出会う。迎えに来た母親に連れられて帰宅すると、両親2人ともデーモン化しており、食われそうになったところをミーコに助けられてそれからは2人で行動するようになる。後にデーモンと思われて追われる身となり、牧村家にかくまわれるが…

美紀の両親…原作に出て来た弟は出てこない。明に対しても分け隔てなく接する。父親は稲の改良をしている研究員らしい。ミーコとススムをかくまったことでデーモン扱いされ、壮絶な最期を遂げる。

主な登場人物って意外と少なく、無駄なゲストやカメオ出演が多かったです…
私は原作ファンではないのでシレーヌもそこまでシナリオに必要だったのか?と思うほど…

原作の流れに沿ったことで話を2時間に収めようといろいろ削らなければならなくなり、結果エピソードをつぎはぎした感じになってしまった、こういうパターンでしょうか。
シレーヌにしても、ジンメンにしても、最後のサタンにしても、エピソードが薄口です。
勇者アモンとはどんなデーモンだったのか、友人の意識を持つジンメンを目の前にして殺すことを躊躇う描写があってもいいんじゃないかとか、サタンとは幼い頃からの親友であるのだから、もっとほらいろいろこう…あったんじゃないですか!とか、惜しいなと思うところが多いです。
牧村家との絆はまあまあ描かれていたので、父親と母親が人間たちに寄ってたかって殺されてしまう場面や、最愛の人美紀が無残な姿になってしまったところ(その後の叫びは酷いんですけど)とか、なかなか絶望感ありました。

バトルシーンはアニメと実写の融合が売りらしく、これはこれでいいんじゃないかと思います。
ここだけ声優さんに吹き替えてもらったらまともに見れると思う。

確かに明、了、シレーヌの演技は学芸会レベルだし、特に戦闘中や叫びはどうした?これでいいの?ってツッコミ所はある。
でもこの話のサブストーリーであるミーコとススムの演技は良いなぁと思いました。
渋谷飛鳥はこの頃〜2009年頃までよく出てたと思うんだけど、最近見ないですね。
ススム役は子役時代の染谷将太だそうです。
かわええ!そしてこの頃から演技うまー。
素直に感情移入できて、ラストシーンも彼らが締めてくれた。

そんなに酷評されるほどかなぁ?って、思っちゃいました。
「俺デーモンになっちゃった!」とか、「ハッピーバースデー、デビルマン」とかの衝撃が強すぎるだけでは?
演出というか、大事なところを説明台詞で済ませてしまってるのは確かに良くないし、主役の演技のせいで、感情の微妙な動きが読み取れないのも説明不足に繋がってると思う。
今際の際に明と了が笑うシーンも、きっとすごい大事なシーンなんだよ。伝わってこないのが残念。
CGがプレステ並みとか、シレーヌがコスプレとか、明の変身前がダサいとか、それは、邦画ではよくあることじゃないですか…
私こういうのは映画の「妖怪大戦争」とか「どろろ」とか「ゲゲゲの鬼太郎」でも嫌ってほど見ましたよ…
どうせ実写版のキャシャーンとかガッチャマンとかワイルド7とかキューティーハニーとかルパン三世もそうなんでしょう。
それでも実写化好きだよね邦画は。
アメコミの実写化は違和感なく爽快感あって好きなのに邦画のコレジャナイ感はいつになったら無くなるんだろう…

デビルマンが邦画の悪いところが前面に押し出されてるのはわかる、わかるけど、これだけが酷いんじゃないと思う。
個人的にはいいところもあったので見てよかったかな。
AMON黙示録もいつか勇気が出たらちゃんと見たいです。
仏陀再誕&デビルマン感想
それなりに真面目に見たので感想を。

①仏陀再誕(2009年)
いろいろレビューサイトも見たんですが…
冷やかしでもなんでもなくとりあえず見てから感想言おうと思って。
最初の30分は面白く見れたんだけど、そこからが恐ろしくつまらない……
おかしいなー同じようなアニメだと「ホタルかがやく」は何も知らなくても普通にアニメ作品として面白かったんだけどなー。
なんかもっと「萌えアニメ」や「純愛アニメ」の皮をかぶってほしかったというか、単純に見て面白い話なら良かったんだけどな。

あらすじとしましては、ジャーナリストを目指す女子高生、小夜子(さやこ)が、急に霊が見えるようになり、悪の新興宗教・操念会の野望に巻き込まれたり、仏陀の生まれ変わりである新興宗教TSIの教祖・空野太陽とその仲間たちに助けられ、人間とは何か、あの世とは何か、知らなかった真実に気づかされていく…というお話。

まず単純にアニメ映画として見ると、お金はかかってるんだろうけど何かショボい。
突然登場するCGが画面からかなり浮いてる。
当時倒産寸前のグループタックが制作してるんだけど、あんまり作画に詳しくなくても、そこまで作画良くないなとか、劇場版アニメとしてはまあまあのクオリティだとわかってしまう。
キャラクターデザインもやや古臭くて、美少女扱いの小夜子も美少女には見えないし、ヒーロー的役割の海原勇気もオレンジ髪にタレ目ってどっかで見たことあるデザイン。そしてかっこよくない…
細長い手脚とか、頭身の高さとか、なんとなく「時かけ」とかを意識してるのかなぁと思いました。
しかし宣伝ポスターを見てもあまりかわいくないって…
大枚はたいていっそシャフトとか京都アニメーションとかに作ってもらったら良かったんじゃないですかね…引き受けたのがグループタックだけだったのかな…
その分声優陣はとても豪華で演技も上手く、これがせめてこの絵じゃなければなぁと思いました。
もっと言うとこの映画に出てるのが残念に思うくらいですよ…仕事選べないのか自ら進んで出てるのかわからないけど、ほんと豪華で好きな声優さんも多く出てるから…
シナリオは何か中途半端で感情移入ができず。
ヒロインである小夜子と、元カレでTSI信仰を黙っていた勇気の、ラブストーリーが「大衆向けの設定」で、映画が本当に言いたいのは空野太陽先生の説法部分なんだけど、その説法部分がアニメにする必要がなく、子安さんの朗読って感じで、恐ろしくつまらなくて頭に入ってこない。

なんだろう、いっそ脚本も外注にして、説法をわかりやすく噛み砕いて埋め込める素晴らしいストーリー構成にできる人を雇ったらいいんじゃないかと。
このまんまじゃ話も胡散臭さを消せてないというか、むしろ倍増してる気がする。
病気を一瞬で治す技とか、悪魔を一瞬で消す技とか、おそらくちゃんとこれこれこういうものですと説明を入れたらマズイ事情があるんだろうけど(そもそもTSIとか架空の名前使うのもおかしくない?)、オブラートに包んでるせいで信者じゃない人間には何がなんだかサッパリわからないトンデモ映画に見えるのです。
もっと一般の人が騙さ…もとい信じるように上手に作ってるのかと思ったらただ霊が見えるだけだったヒロインが突然超能力を得て蓮の花びらで大量のUFOを消滅させたり、悪の教祖から悪魔が出てきてかめはめ波撃ったりツッコミどころ満載なんだよ。
話がここまでアレってことは、やはりサブリミナル仕込まれてるのだろうか…
「宗教映画だけど、キャラデザは好き」とか、「意外と脚本は普通に面白い」とか、「勇小夜は好き」とか、「宗教映画だけど終始ネタに走ってて好き」とか、そういうおもしろおかしく楽しむアニメ好き層が食いつくものを作ったらいいんじゃないですかね。
くそ真面目に作りたかったこだわりでもあるのだろうか。
無宗教なので詳しいことはよくわかりませんが、釈迦の話なのに天使とか悪魔とか出てきてそこは面白かったです。
こんなオカルトファンタジーな世界観なのに、なんで宗教名に科学って入ってるんだっけ?

どうしてもお金を払う理由がなくて動画サイトで見ました。声優さんの演技は本当によかったです。
グループタックが潰れてからはどこが作ってるんだろ?

意外と長くなったのでデビルマンの感想は別記事で書こう…