映画「ラプラスの魔女」
とても微妙…な映画を見てしまったので感想。
私はそもそも邦画があんまり好きではないのですが、容疑者Xの献身や永遠の0見てボロボロ泣くくらいには邦画との相性が良いのかな…と思います。

しかしラプラスの魔女は安っぽいCGとか邦画の悪いところが出ていて、かつ「無駄にお金かけてるな」とか、「この俳優をごり押ししたくて原作無視したんだな」とか、そういうのも無くて、褒めるところがあんまり無い。
かと言ってこのクソ映画!と思うほどの怒りも湧いてこないのは、私が原作読んでないからですかね。

なんでこんなに平らにしたんだろうってくらい平坦なストーリー。
2時間ドラマで十分ではないのか…
手術によって人智を超えた能力を持ってしまった2人の若者の悲哀だとか、 SF要素たっぷりの作品なのに、普通の学者&刑事のバディものみたいな感じで進んでいくから、んん??

結構短編向きの話ですよね。実際の小説どのくらい長いのか知らないけど。
もっと時間を短く、ジェットコースターのように話が展開していけば、よかったかな。

この話の主人公はおそらく物理学者。
彼はガリレオの湯川のような変人でも天才でもなく、正義感強めの常識人という感じ。
彼は最初にこの事件を人為的に起こすのは不可能、と判断しますが、実は手術によって全ての物理を予測できる能力を持った人間が存在することがわかります。
ミステリーなら、トリックも何もあったもんじゃありません。
チート能力です。
透明人間が壁抜けして密室殺人を起こした、みたいな。
そこから、物理学者の役割は事件の関係者に寄り添う、サポーター的な立ち位置になります。
最後の方は何か決め台詞も言うでもなく、完全に運転手→傍観者。
狂言回し的な立ち位置なので、キャラを濃くしろとも言わないし(ガリレオがウケたのは漫画的なキャラ付けだと思うけど)非凡な能力を持たない平凡なキャラを登場させたいということであれば成功なのかな。
マジで、どの役者さんがやってもいい役でした。

そして事件を追う刑事役。
最初は物理学者と刑事のやりとりで急速に事件の情報が明らかになっていくので、この2人のバディものかなーと思っていたのですが、特にコンビを組むことなく終わりました。
刑事は物理学者に付きまとい、結果彼が最後まで事件に付き合うキッカケを与えるのだけど、刑事自身は上からの圧力によって事件を闇に葬り去られてしまいます。かわいそう。
2人のやりとりもあまりにフツー。
刑事も血気盛んな正義漢、という感じではあるのだけど、それだけです。
刑事のカンはよく当たるみたいだけど。

ヒロインのまどか。
竜巻という予測不可能な災害で母親を喪ったことをきっかけに、物理を、物事を、引いては未来を、予測できる能力を秘密裏に行われた手術で手に入れた女の子。
まどかのミステリアスで、可憐で、最後は微笑んで終わる、そういうところは広瀬すずさんがバッチリ演じてたなぁと思いました。
やっぱり見た目に華があるし、声もよく通っていて、なんじゃこの下手くそヒロインは!とは思わなかった。
まぁそれでも、手術前と手術後でもっと雰囲気が変わっても良かったんじゃないかと思いました。
だってもし本当に未来が見えていて、この世界に絶望しているなら、もっと達観しているのでは?
自分の介入で未来を変えることができるかも!と気付くのは、物理学者との会話のときだし。

まどかの父であり、予測能力の研究者。
冷静なマッドサイエンティストって感じですかね。
目で語る演技は素晴らしかったなぁと思います。

もう1人の能力者、ケント。
割と最初のほうに意識不明になったケントと甘粕の絆が延々と描かれるのですが、まぁ、何か裏があるよね。
まさか手術に成功するとは思ってなかったんですかね。
ケントは同じ境遇となったまどかにはずっと優しかったけれど、結局いいやつだったのか悪いやつだったのか…
最後に月虹を見せて音もなく消えるところまで予測してたんならすごいよね。
能力を使って2人も殺したのは事実なので、最後は自首してほしかったけどな。
最後に甘粕は自殺してしまうけれど、ケントが関与してないと願いたい。
ここは読者の想像におまかせってやつかな?

甘粕
ある意味全ての元凶。
性根の腐った悪役なのですが、動機がコロコロとかジャンプでありそうな狂った芸術家キャラそのものなのがね…ちょっと陳腐だなぁと。
彼のしたことは許されるものではないけど、一度は全ての人間に存在意義がある、という理由で死ななかったのに、結局自殺エンドなのはちょっとかわいそう。
彼の狂った殺人があったからこそケントは能力を得て、ケントの存在がまどかに影響を与え、まどかが自分の能力を正しいことに使う、そういう流れでいいのかね?
トヨエツさんの演技の「映画」の言い方とか面白かったです。
彼のオーバーな演技は同じ監督の「アンドロメディア」の竹中直人さんを思い出しましたよ…

水城さんの奥さんはなんかよくわからなかったです。ケントの協力者ということでいいんだよね?

甘粕が最高の映画を撮るため、失敗作である自分の家族を自殺に見せかけて皆殺しにしようとする

そのときの動機はプロデューサー水城の一言、そのときのアリバイ作りは売れない俳優ゴロウ

ケントだけが奇跡的に生き残り、昏睡状態の中、実の父が家族を殺したと知り、復讐を誓う

特殊な手術によって、ケントは予測能力を得て復活、甘粕に再び命を狙われないために記憶喪失のフリをする

甘粕は家族を失ったショックで廃人になった、という演技をして施設へ入る

最初の事件から8年後、ケントは水城の奥さん(動機は保険金でいいのかな)を協力者にして、水城を硫化水素が発生しやすい温泉街に呼び寄せ殺害

同様に?売れない俳優を呼び出して温泉街で殺害

最後にケントは実の父親を映画で使ったという廃墟に連れて行き、乱流を予測して心中する気だった

…事件の全貌はこんな感じ?
竜巻とか廃墟の外観がもろCGでガッカリ。
めっちゃ綺麗だなーって映像もなく、ゾクゾクするような演技もなく、最後の廃墟のシーンはとにかく長く、淡々としてて、退屈でした。
見せ場であるシーンも、まどかがチート能力の持ち主なので、すごいことやってもそれが当たり前というか、驚きがない。
拳銃もせっかく出てきたのに活躍しなかったし…笑
そしてラストシーンにかけて刑事役完全にフェードアウト。タバコ部屋から出てねぇ。
キャストは豪華なのにもったいない使い方。

どこまで原作通りなのかわからないけど、人智を超える能力を持ってしまって、その能力を復讐という犯罪に使った男と、その復讐をやめさせようとする女の子の物語、ということですよね。
復讐、これで止められたんですかね…
まどかと違い、ケントがこの先どう能力を使い、生きていくのか、全く想像できない。
これからは世のため人のために未来をよりよくしてほしいんだけど。

ガリレオシリーズとか新参者シリーズの映像化は好きだったんだけど、今回のラプラスの魔女はそもそも映像化向きだったのかな?と疑問。
SFチックだし、星新一の短編みたいな、不思議で切ない話だよね。
この映画のCMではすごく息もつかせぬミステリー!という印象を受けたので、実際見てみるとフェイクだったなと…



デビルマン感想
特に映画好きでもなんでもなく、好きな映画には
「ダークナイト」
「シザーハンズ」
「キャスパー」
「ジュマンジ」
をいつも大体挙げています。
スパイダーマンとかパイレーツオブカリビアンとか、スターウォーズとかも好きです。
ハリウッド映画ってわかりやすくて好きです。
対して邦画って面白くないよねってなんとなく言ってました。
邦画も結構それなりにいろいろとエンタメ色の強いのは見たと思います。
「CGが酷い」
「俳優の演技が酷い」
「キャストのコスプレ感が酷い」
原作ありの実写化ものでは散々言われてきたことだと思います。

多分、邦画ってそういうものだと思ってるからでしょうか。
見る価値ないって言われてたデビルマン、結構楽しく見れてしまいました。
思ったより見所多かった…

②デビルマン(2004年)
デビルマンは世代ではないのでTVアニメ版は見たことないです。
原作漫画もあまり知らないです。
ただ、トラウマアニメランキングで必ず上位に入るOVA「AMON デビルマン黙示録」はちょっとだけ見たことあって、ヒロインの首が飛ぶ作品はこれとXくらいしか知らないんですけど、まぁデビルマンってただのヒーローものじゃなくて、原作漫画は救いようのないダークな話なんだよってことは知ってます。
漫画は全5巻と短く、濃ゆい内容だそうです。
んで今回の実写化は、漫画版を実写化したものらしくて、AMONデビルマン黙示録同様グロテスクで退廃的な、正に悪魔の所業とも言える描写が見所です。

ストーリーはもっと難解なのかと思ってたけど、わかりやすかったと思います。

〜登場人物〜
不動明…両親を4年前に亡くし、牧村家でお世話になっている高校生。飛鳥了とは親友。
居候先の牧村美紀とは恋仲になる。
地下から地上に出てきてしまったデーモン「勇者アモン」と融合するが、不動明という人間の心を持った「デビルマン」になり、デーモンと敵対する。

飛鳥了…明の親友で、キレると恐ろしい行動に出る金髪の少年。明とは顔が瓜二つ。
父親は博士で、南極の地下深くにあるエネルギーを掘削していたが、地下深くにあったのは人の身体を乗っ取るデーモンたちであり、父親もデーモンに肉体を乗っ取られてしまう。
そのとき了もデーモンになったと話していたが、実は了は最初から人間を憎むデーモンの「サタン」だということが判明する。
幼い頃から絆を深めてきた明のことだけは認めており、自分の仲間にしようとデーモン化させた張本人。
どこまでも人間側につくという明とは最終的に敵対することになる。

牧村美紀…本作のヒロイン。イマドキの女子高生で、強い意志と正義感を持つ。居候している明のことを好いていて、彼がデーモンとなった後も、変わらず接している。明と結婚して、沢山子供を育てるのが夢だったが…

シレーヌ…白い鳥型の女性デーモンで、勇者アモンを探して明にたどり着く。アモンに好意を持っていたらしい。人間の心を持つデビルマン明と対決し、勝利するが、了の邪魔が入り撤退したらしい。その後一切出てこない。どうなった?

牛くん…前衛的な絵を描くのが得意なクラスメイト。中学の時、明をいじめたことでキレた了に指を切断されているが、明によって指を失わなくて済んでいる。それからは明を恩人と慕い、本当は友達になりたかったことを打ち明け、和解…と死亡フラグを立てて回収。

ジンメン…亀型のデーモンで、普段は融合した人間の姿をしている。人間を喰らい、喰われた人間の意識が背中の甲羅に顔として残る。

ミーコ…明と美紀の通う高校でいじめられている女子生徒。不登校になった後、デーモン化してしまうが、明同様人間の心を失わなかった。美紀に助けられたことから彼女を慕っている。デーモンであることがクラスにバレ、学校から逃げ出し、ススムという人間の少年に出会う。彼の両親がデーモン化しており、戦って彼の命を救い、それからは2人で行動している。

ススム…人間の少年。父親から急に虐待を受けるようになり、家に帰りたくなくて公園にいたところ、ミーコと出会う。迎えに来た母親に連れられて帰宅すると、両親2人ともデーモン化しており、食われそうになったところをミーコに助けられてそれからは2人で行動するようになる。後にデーモンと思われて追われる身となり、牧村家にかくまわれるが…

美紀の両親…原作に出て来た弟は出てこない。明に対しても分け隔てなく接する。父親は稲の改良をしている研究員らしい。ミーコとススムをかくまったことでデーモン扱いされ、壮絶な最期を遂げる。

主な登場人物って意外と少なく、無駄なゲストやカメオ出演が多かったです…
私は原作ファンではないのでシレーヌもそこまでシナリオに必要だったのか?と思うほど…

原作の流れに沿ったことで話を2時間に収めようといろいろ削らなければならなくなり、結果エピソードをつぎはぎした感じになってしまった、こういうパターンでしょうか。
シレーヌにしても、ジンメンにしても、最後のサタンにしても、エピソードが薄口です。
勇者アモンとはどんなデーモンだったのか、友人の意識を持つジンメンを目の前にして殺すことを躊躇う描写があってもいいんじゃないかとか、サタンとは幼い頃からの親友であるのだから、もっとほらいろいろこう…あったんじゃないですか!とか、惜しいなと思うところが多いです。
牧村家との絆はまあまあ描かれていたので、父親と母親が人間たちに寄ってたかって殺されてしまう場面や、最愛の人美紀が無残な姿になってしまったところ(その後の叫びは酷いんですけど)とか、なかなか絶望感ありました。

バトルシーンはアニメと実写の融合が売りらしく、これはこれでいいんじゃないかと思います。
ここだけ声優さんに吹き替えてもらったらまともに見れると思う。

確かに明、了、シレーヌの演技は学芸会レベルだし、特に戦闘中や叫びはどうした?これでいいの?ってツッコミ所はある。
でもこの話のサブストーリーであるミーコとススムの演技は良いなぁと思いました。
渋谷飛鳥はこの頃〜2009年頃までよく出てたと思うんだけど、最近見ないですね。
ススム役は子役時代の染谷将太だそうです。
かわええ!そしてこの頃から演技うまー。
素直に感情移入できて、ラストシーンも彼らが締めてくれた。

そんなに酷評されるほどかなぁ?って、思っちゃいました。
「俺デーモンになっちゃった!」とか、「ハッピーバースデー、デビルマン」とかの衝撃が強すぎるだけでは?
演出というか、大事なところを説明台詞で済ませてしまってるのは確かに良くないし、主役の演技のせいで、感情の微妙な動きが読み取れないのも説明不足に繋がってると思う。
今際の際に明と了が笑うシーンも、きっとすごい大事なシーンなんだよ。伝わってこないのが残念。
CGがプレステ並みとか、シレーヌがコスプレとか、明の変身前がダサいとか、それは、邦画ではよくあることじゃないですか…
私こういうのは映画の「妖怪大戦争」とか「どろろ」とか「ゲゲゲの鬼太郎」でも嫌ってほど見ましたよ…
どうせ実写版のキャシャーンとかガッチャマンとかワイルド7とかキューティーハニーとかルパン三世もそうなんでしょう。
それでも実写化好きだよね邦画は。
アメコミの実写化は違和感なく爽快感あって好きなのに邦画のコレジャナイ感はいつになったら無くなるんだろう…

デビルマンが邦画の悪いところが前面に押し出されてるのはわかる、わかるけど、これだけが酷いんじゃないと思う。
個人的にはいいところもあったので見てよかったかな。
AMON黙示録もいつか勇気が出たらちゃんと見たいです。
仏陀再誕&デビルマン感想
それなりに真面目に見たので感想を。

①仏陀再誕(2009年)
いろいろレビューサイトも見たんですが…
冷やかしでもなんでもなくとりあえず見てから感想言おうと思って。
最初の30分は面白く見れたんだけど、そこからが恐ろしくつまらない……
おかしいなー同じようなアニメだと「ホタルかがやく」は何も知らなくても普通にアニメ作品として面白かったんだけどなー。
なんかもっと「萌えアニメ」や「純愛アニメ」の皮をかぶってほしかったというか、単純に見て面白い話なら良かったんだけどな。

あらすじとしましては、ジャーナリストを目指す女子高生、小夜子(さやこ)が、急に霊が見えるようになり、悪の新興宗教・操念会の野望に巻き込まれたり、仏陀の生まれ変わりである新興宗教TSIの教祖・空野太陽とその仲間たちに助けられ、人間とは何か、あの世とは何か、知らなかった真実に気づかされていく…というお話。

まず単純にアニメ映画として見ると、お金はかかってるんだろうけど何かショボい。
突然登場するCGが画面からかなり浮いてる。
当時倒産寸前のグループタックが制作してるんだけど、あんまり作画に詳しくなくても、そこまで作画良くないなとか、劇場版アニメとしてはまあまあのクオリティだとわかってしまう。
キャラクターデザインもやや古臭くて、美少女扱いの小夜子も美少女には見えないし、ヒーロー的役割の海原勇気もオレンジ髪にタレ目ってどっかで見たことあるデザイン。そしてかっこよくない…
細長い手脚とか、頭身の高さとか、なんとなく「時かけ」とかを意識してるのかなぁと思いました。
しかし宣伝ポスターを見てもあまりかわいくないって…
大枚はたいていっそシャフトとか京都アニメーションとかに作ってもらったら良かったんじゃないですかね…引き受けたのがグループタックだけだったのかな…
その分声優陣はとても豪華で演技も上手く、これがせめてこの絵じゃなければなぁと思いました。
もっと言うとこの映画に出てるのが残念に思うくらいですよ…仕事選べないのか自ら進んで出てるのかわからないけど、ほんと豪華で好きな声優さんも多く出てるから…
シナリオは何か中途半端で感情移入ができず。
ヒロインである小夜子と、元カレでTSI信仰を黙っていた勇気の、ラブストーリーが「大衆向けの設定」で、映画が本当に言いたいのは空野太陽先生の説法部分なんだけど、その説法部分がアニメにする必要がなく、子安さんの朗読って感じで、恐ろしくつまらなくて頭に入ってこない。

なんだろう、いっそ脚本も外注にして、説法をわかりやすく噛み砕いて埋め込める素晴らしいストーリー構成にできる人を雇ったらいいんじゃないかと。
このまんまじゃ話も胡散臭さを消せてないというか、むしろ倍増してる気がする。
病気を一瞬で治す技とか、悪魔を一瞬で消す技とか、おそらくちゃんとこれこれこういうものですと説明を入れたらマズイ事情があるんだろうけど(そもそもTSIとか架空の名前使うのもおかしくない?)、オブラートに包んでるせいで信者じゃない人間には何がなんだかサッパリわからないトンデモ映画に見えるのです。
もっと一般の人が騙さ…もとい信じるように上手に作ってるのかと思ったらただ霊が見えるだけだったヒロインが突然超能力を得て蓮の花びらで大量のUFOを消滅させたり、悪の教祖から悪魔が出てきてかめはめ波撃ったりツッコミどころ満載なんだよ。
話がここまでアレってことは、やはりサブリミナル仕込まれてるのだろうか…
「宗教映画だけど、キャラデザは好き」とか、「意外と脚本は普通に面白い」とか、「勇小夜は好き」とか、「宗教映画だけど終始ネタに走ってて好き」とか、そういうおもしろおかしく楽しむアニメ好き層が食いつくものを作ったらいいんじゃないですかね。
くそ真面目に作りたかったこだわりでもあるのだろうか。
無宗教なので詳しいことはよくわかりませんが、釈迦の話なのに天使とか悪魔とか出てきてそこは面白かったです。
こんなオカルトファンタジーな世界観なのに、なんで宗教名に科学って入ってるんだっけ?

どうしてもお金を払う理由がなくて動画サイトで見ました。声優さんの演技は本当によかったです。
グループタックが潰れてからはどこが作ってるんだろ?

意外と長くなったのでデビルマンの感想は別記事で書こう…

映画スパイダーマン感想1
アマゾンプライムセールでめちゃくちゃ欲しいわけじゃないけど安いなら欲しいレベルのものを沢山買い込んでしまいました。

まずペンタブ。10年ぶりに板タブを買い換えましたよ。まだ届いてないけど。
本当は今買い直すなら液タブかなとも思ったんだけど、それは、私がこの板タブで上手に絵を描いてからの話ですな。

そして、ちょっと豪華な電動歯ブラシ。今のところ歯茎が刺激に耐えられず毎回血だらけになるけど歯がつるっつるになるので嬉しい。
なんかスマホと連動している優れもの。こんなすごい機能はいらなかったんだが。
彼氏曰く、外国メーカーの電動歯ブラシは替え歯ブラシがすごく高いとのこと。むむむ。
でもこれ使い続ければ歯医者のスケーリングいらずな気もするなー。

あとラジオペンチとかニッパーとかちょっと高いやつ買っちゃった。
必要に迫られてるわけじゃないけど、あると何かと便利なので。

そして好きな映画のDVDも買いました。
今回セールではアニメのDVDはいまいち欲しいものがなかったので洋画のDVDを。
ダークナイトシリーズとスパイダーマンシリーズを買いました。
あとはアンダーワールドシリーズとかも好きで迷ったんだけど…また今度の機会に。
私をアメコミヒーロー好きにした2シリーズ。
とりあえずしばらく見てなくてうろ覚えになってたスパイダーマンシリーズからおさらい。
DVD1〜3だけかと思ったらアメイジングの無印も付いてきたわ。
アメイジングもこのブログのどっかに感想書いてるけど、私はやはり初期3部作が好きさねー。

2002年の「スパイダーマン」は、私が初めてまともに見たアメコミヒーロー映画なのでとても思い出深いです。
今まで自分が触れてきたヒーローものと言えば、神様のお告げがあったり宇宙人に任命されたり、ごく普通の主人公がある日ヒーローになって悪を倒していく…みたいな始まり方が普通でした。
私がこの映画スパイダーマンの好きなところは、自分のせいで叔父さんを死なせてしまったことからヒーローになるところですね。
愛する人の死から始まる物語なんです。
主人公のピーターはそりゃもう未熟者で、科学オタクで、いじめられてて、好きな女の子にも10年以上ずっと想いを伝えられないでいるヘタレで、自分を心配してくれる叔父さんとも喧嘩してしまって、仲直りできないまま、自分がわざと見逃した強盗に叔父さんを殺されてしまう。
その強盗も、間接的に殺してしまうのです。
スパイダーマンは孤独なヒーローで、ヒーローとして正しい道を示してくれる人はいません。
だから、ピーターは自分で何が正しいのか常に考え、時に苦悩し、自分で決断を下すしかないのです。
私はそういう今まで見たことなかったヒーローの姿が新鮮で、すっかりファンになったのです。
ヒーローの苦悩なんてどうでもいい、面白くないという人もいるけど、私は全く逆で、単なる勧善懲悪ものではなく、必ず正義が勝つわけでもなく、全てがうまくいってるわけでもなく、手を汚しながら、いろんなものを犠牲にしながら、それでも自分の信じた道を歩んでいく、そういうヒーローに共感しました。

スパイダーマンシリーズとダークナイトシリーズは特にそこが共通していて面白いです。

さて、スパイダーマンの見どころと言えば、シリーズ通して恋の三角関係が重要であること。
主人公のピーターは、6歳の頃から隣に住むMJのことが好きで、高校も一緒だけど、その想いを伝えようとはしません。
なぜなら、彼はMJを雲の上の存在のように思っていて、とても自分が彼女に見合う男にはなっていないと思っているから。
ピーターのMJへの気持ちは、近しい間柄の人たちにはバレバレらしいです。
MJは、学園のマドンナ的存在で、物語開始時点で身体が大きく喧嘩が強い男子生徒のフラッシュと付き合っています。
MJの行動って同性の自分にも理解しがたいことが多く、暴力的なフラッシュを嫌ってそうなのになぜ付き合ってるのかも謎だし、そのあと言い寄られたハリーと付き合うも、実はスパイダーマンのことが気になってるの…とかのたまうし、ハリーと付き合ってる間なのにお礼と言ってスパイダーマンにキスしたり、最終的にやっぱりずっとそばにいてくれたピーターが好きとか言い出したり(しかも彼氏の父親の墓前で)尻軽と呼ばれても文句言えないです。
どうやらMJは酒乱の父親と田舎で2人暮らしらしく、母親は別のところで暮らしているよう。
愛情を受けて育ってこなかったから、男性に対して受け身な性格なんですかねー?
ずっと一途に想うピーターには申し訳ないが、MJはやめとけ!と言いたくなる。
1作目はMJを守りたいがため、ずっと友達宣言をしたピーター。
とりあえずMJはハリーとの関係を清算してください。
ピーターの親友ハリーはなかなか可哀想なキャラで、ハリーポッターで言うところのダークサイドに堕ちたロンみたいな感じかな(テキトー
ハリーはお金持ちのお坊ちゃんで、大企業の創立者である父親を尊敬しています。
が、ここも父親と母親の仲が悪いらしく、父ノーマンは母親は美人だったが金目当てだったと言ってます。離婚したのかな?
いかにも金と名誉が大事という感じのノーマンは、ハリーに愛情を注がず、また科学に秀でたピーターに目をかけます。
父親が名門校を追い出された自分よりも頭の良いピーターを見ていることに、ハリーは内心嫉妬しつつも、表向きは良き親友として振る舞い、ピーターへのあてつけなのかはわかりませんが、ピーターの長年の想いを知りながらMJと交際を始めます。
ハリーは主人公のたった1人の親友でありながら、シリーズを通して少しずつ仲がこじれていく、そういうキャラクターです。
ハリーもそこまで嫌な奴じゃないので、見るのが辛いです。MJが言い寄られたらすぐOKするのも悪いし。
父ノーマンも冷徹なところはありますが、内なるグリーンゴブリンにピーターを殺せと言われるとそんなことできない(´;д;`)と言ったり、敵ながらなかなか憎めないやつです。それでもピーターのおばさんを殺そうとしたのは許せんけど。
おばさんとの感謝祭でのやりとりはヒヤッとしましたねー。
ハリーは後々ピーターの敵となるのですが、この1作目ではまだピーターには親友としての友情、スパイダーマンには父の仇という憎悪を持っていて、同一人物だと気づいていない、というところです。

当時は2作目が1番好きだったんだけど、どうだろう。3作目までまた見返したいと思います。
週末
アニメふしぎ遊戯の続きを見たり、映画「ドリームガールズ」を見たりしていました。
この前母と美女と野獣を映画館で見て、同じ監督ということで結構期待して見たのですが、美女と野獣は繰り返し見たくなるけどドリームガールズは一回でいいかなぁ。

ミュージカル映画、そんなに苦手じゃないのでキャラクターがいきなり歌い出しても引かないけど、ドリームガールズは歌!ちょっと話が進んで歌!歌!また歌!という感じで、後半結構消耗します。
どのキャラクターもその歌声が性格をあらわしていようで嫌いじゃないんですが、その恋愛描写に不満。
あっちもこっちも恋愛してるのに、どのカップルも微妙でした。というかいつのまにかくっついてるんで…

壮大なラブストーリーが主じゃないんだけど、恋愛模様でいろいろ思ったところを書き出していきます。

・ジミーとローレル
若くてキュートなローレルを気に入り、アタックの末落としてしまう大スターのジミー。
奥さんの存在を知りながら、大スターに見初められたことで舞い上がり、いつかは結婚してくれるだろうと、10代から8年間ズルズル不倫してしまうローレル。
付き合い始めは子供だったローレルが、ジミーに別れを告げる時にはジミーよりずっと精神的に大人になっているのが印象的でした。
ジミーは黒人音楽を世界進出させる過程でカーティスに干されて最後は切り捨てられるかわいそうなおじさんですが、私生活もこの通りだらしないのがね…
ローレルはだらしないとこも含めてジミーを愛していたようなので、今度は幸せになってほしいですね。

・カーティスとエフィ、カーティスとディーナ
カーティスは女性を見る目はあるんだろうけど、恋愛対象というよりは、商品価値を見る目があるんだろうなと思いました。
優しい言葉をかけたり、俺を信じろと言ってみたり、最初は頼もしいおじさんなんだけど、結局その行動に恋愛感情はないのかなと。
特にディーナに対してはかなり束縛してました。
プライドが高く感情的になりやすいエフィには優しくなだめすかして、控えめでそこまで自己主張しないディーナには自分の描いている理想をガンガン押し付ける、私が映画を見ていて浮かんだのは「モラハラ男」でした。
エフィは良くも悪くも単純そうなので、容姿や歌の才能を褒めてくれたからカーティスに惚れたんでしょうが、ディーナはどうしてカーティスと結婚までしちゃったんでしょうかね?
私は、エフィが脱退する時点で、貞淑なディーナがカーティスと寝てたとは思えないんですけど、そこのところどうなんですかね。
結局カーティスと結婚してるので、カーティスがディーナを気にいるようになったことと、ディーナがなんやかんやでそれを悪く思ってなかったことは間違いないと思いますが。
ディーナからすると、カーティスはデトロイトでくすぶっていた自分を知らない世界へ引っ張りあげてくれた恩人だし、恋心を抱くのはまぁ自然なのかなぁと。
ディーナも結婚後大人になり、自分がカーティスにとって単なる商品でしかないことに気づいたんですね。
カーティスは手段を選ばなかったことで成功を手に入れますが、周りの人間が離れていき、最後には裏切られる、それでも懲りずに商業至上主義を貫く、そんな人間でした。
悪者扱いされることもあるけど、彼がいなければドリームスはここまで来れなかっただろうし、彼もまた「ファミリー」の一員であったからこそ、あのラストなのかなと思います。
エンディング後は、娘の存在を知って、エフィとどうにかなるんでしょうかね?
ディーナとはもう修復不可能だと思うんで。

・C.C.とミシェル
果たしてこのカップルに意味があったのかはわからないが、ファミリーとはつまりそういう意味でもあったのだろうか。
なんか男と女が集まったらカップルがあっちこっちでポコポコできますよみたいな感じがあまり好ましくなかった。
先輩歌手、プロデューサー、作曲家(作詞家)がレコード会社の売り出し中の商品に手をつけてるんですよね。
とんでもない世界だよ。
冒頭でカーティスがジミーにバックコーラスに手を出すのやめろって言ってたけど、おまえも似たようなことしとるやーんと思いましたよ…

ストーリーに深みなんてなくて歌だけ聴けばいいと言うなら、映画じゃなくてもいいって思う。
このモヤモヤは舞台でコーラスラインを見た時と同じかなぁ。
歌はいいんですよ、歌は。みたいな。