子供のまま大人になりました
sweets a・la・mode プロローグ
マヤ「お世話になりました!」
店長「マヤちゃん お疲れ様でした
また落ち着いたら、連絡するからね」
マヤ「はい! よろしくお願いします!」



私はマヤ。
高校1年生。
入学以来ずっとアルバイトしていたベーカリーが、店舗改装工事のためにしばらくお休みすることになってしまった。
放課後の時間が暇になっちゃったな…

サアラ「あれ? マヤちゃん?」



マヤ「あ、サアラちゃん!」
サアラ「珍しいねー、こんな時間に会うなんて
今日はパン屋さんお休み?」



この人はサアラちゃん。
私のいとこで、高校の1学年先輩でもある。
いつも女の子らしくて、ちょっと憧れてる人。



マヤ「実は、パン屋さん改装することになっちゃって
しばらくバイトないんだよね…」
サアラ「あーそうだったんだね…
あ! よかったらちょっとお茶でもどう?」
マヤ「うん、大丈夫!」



サアラ「マヤちゃん、パン屋さんが休んでる間、他のバイトするの?」
マヤ「うーん… 元々パンが好きでバイトしてたから、働くならやっぱりパン屋さんがいいなって思うんだけど…
でも、前のお店が閉店したわけじゃないから、いつかは戻らないとって思うし…
けど、私 部活に入ってないから、バイトしないと放課後が暇かなぁって」
サアラ「なるほどなるほど…
…私、マヤちゃんに期間限定のバイトを紹介できるかもしれないんだけど」
マヤ「え? そうなの?」
サアラ「もちろんマヤちゃんがよければだけどね」
マヤ「どんな仕事? サアラちゃんももしかしてやってるの?」
サアラ「私の友達のおばさんの喫茶店がリニューアルオープンして、手伝ってるんだけどね」
マヤ「喫茶店? て、もしかして…」
サアラ「うん、ここなんだけどね」
マヤ「え、ここ?」
サアラ「夕方までは普通の喫茶店で、17時からはスイーツカフェになるの」
マヤ「へぇ…」
サアラ「他に手伝いに来てる子も皆私の友達なんだけど、最近部活が忙しいみたいで、人手が足りないんだよね
それで、よかったらマヤちゃんも手伝ってくれたらなって」
マヤ「そっか〜、そうなんだ
サアラちゃんがいるなら私もがんばれるかも
やってみようかな、カフェバイト」
サアラ「ありがとう!
それでね、ちょっとここで待っててほしいんだけど…」
マヤ「…うん? いいけど…」



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サアラ「マヤちゃん お待たせ〜」
マヤ「!? サアラちゃん そのカッコは…??」
サアラ「ここの17時からの制服なの」
マヤ「えぇー いやいやいやいや…
私にもそれを着ろと?」
サアラ「うん ちょっと派手かもだけど、でもかわいいよ?」
マヤ「サアラちゃんはね…私はキャラじゃないよ
似合わないし恥ずかしいよ…」
サアラ「そんなことないって
マヤちゃんもきっと似合うよ!」
マヤ「いや〜いいよ別に私は…」
サアラ「マヤちゃん! さっきここでアルバイトするって言ったよね?」
マヤ「言ったけど… こんなメイド服みたいなフリフリの制服だって知らなかったよ〜」
サアラ「マヤちゃんに似合う色の制服用意してもらうから、楽しみにしててね♡」
マヤ「そんなぁ…」

マヤ(もしかして、ここってメイド喫茶…??)

つづく