この愛は、異端。2巻感想
久々に発売日を楽しみにしていた漫画。
深夜にダウンロードして読んでしまった。

おお!そうきたか!という感じです。
かなり恋愛漫画してます。
というか、恋愛漫画ですねこれ。

最高の状態で魂を手に入れるため、よしののそばにいて思う限りの幸せを与え続けてきた悪魔ベリアル→バアル。
愛という感情はないとか、家族ごっこをしてきたのも全ては魂のためとか言いつつ、完全に情が湧いてしまってる様子。

上司のサタンに人間に情を移すなと忠告されますが、多分もうかなり手遅れですね。
よしのを慕う旭くんを執拗に苦しめるのも、悪魔らしい残虐な行動ではなく、まるで嫉妬に狂った人間の感情+悪魔の能力だったと。

旭くんはよしのに一度関わってしまった以上、せめて自分のできる範囲でと、よしのを助けようと行動を起こします。
旭くんほんとにいいやつだったんですね…よしのとお似合いだと思うけれど、今のよしのがいるのはほとんどバアルのおかげなので、やはりよしのはバアルと結ばれるのが自然かな。

嫉妬に狂い、何が何でも旭くん抹殺するマンと化したバアルに対して、処女を捧げる契約を結ぶよしの。
あんなに嫌がってたのにあっさり契約を持ちかけたよしのに、そこまでするほど旭を愛してんのか、私が嫌なのかとショックを受けるバアルだったのですが…

なんとも少女漫画のような古典的な勘違い&すれ違い。
よしのは旭くんのことが気になってはいましたが、これ以上自分の両親のように、自分を思ってくれる人に死んでほしくないという気持ちから契約を持ちかけたのでした。
不意に旭くんにキスされて、自分の本当の気持ちに気付きかけていました。
それは、自分が悪魔であるバアルを男として愛してしまっていること。
けれど、愛を知らないバアルは絶対に自分を愛さない。心から結ばれることはないとよしのは思っています。
だから、心を許さず、自分の気持ちを悟られないよいに振舞います。
バアルはというと、よしのと旭くんがキスをしたという事実はどこかから見れていても、よしのの心の変化までは知ることができません(心が読めないことは1巻ではっきり明示されている)。
よしのが旭くんを愛していると勘違いし、それがショックすぎて、よしのに絶望を与えてその身体も心も魂も穢しつくす好機だったのに、結局よしのの身体を奪うことはしませんでした。悪魔なのに…

更に、2巻ではよしのがバアルから離れようとする展開も。親離れ…なのか?
よしのはバアルが自分を愛することはないし、バアルと人間として幸せな家庭を築くことは不可能だと考えているので、バアルにそれなりの対価を支払い続けながら、他の相手と結婚し子供を作るという人としての幸せを願います。
そして、最後の対価として、幸せの絶頂にバアルにその魂を捧げると。
しかしバアル、この願ってもないwin-winな契約もサインし終わる直前に破棄してしまいます。

バアルが当初予定していた通りの契約を2度も反故にし、青年漫画的にも期待されるシーンにおいて寸止め展開が来るということは、よしのとバアルが真に心を通じあわせない限り、最後までしなさそうです。
両想いにならないと最後までしないとか、TL漫画よりもよっぽど健全に思えてしまう。
とにかくストーリーの動機付けがうまいなぁと感じます。
よしのの本当の願いと、バアルの本当の望み。
なぜよしのは本当の願いを口にできないのか、バアルが本当に望んでいることに自覚できてないのはなぜなのか、読者にわかりやすく表現されていて、説得力があります。
愛という感情を神から与えられていないはずのバアルが、恋愛映画を見たり、毎日よしのをキスして抱き締めるだけで満たされたり、愛を知らない悪魔が少しずつ愛について手探りで学んで行くような、そんな展開に萌えています。
正直バアルはよしのに対しては父親のように優しいフリしてよしの以外の女性、よしのの両親、旭くんなどには容赦なくて、やはり人の心を踏みにじる悪魔なんだとは思っていたけれど、今思えば最初からよしのには甘く、アルバム作りや料理、対価にしてもよしのが嫌がることはしなかったあたり、元から誰よりも愛情深いのかもしれない…
よしのがバアルを呼び出す前、幼い頃から天使の姿で現れていたようだし。
本人に自覚がないので、どこから家族のフリではなく、真の愛情に変わったのかは、わからないけれど。

2巻を読むとよしのとバアルがお互いの気持ちを伝え合って末永く幸せに生きていくエンディングがうっすら見えました!全力でこのカップルを推していきます!
物語の最初からよしのはバアルのことは嫌いじゃないと言ってたし、よしのはバアルへの異性愛に気づいたのだから、あとはバアルが自分の中の愛情に気づけば全て解決!

あと悪魔が主役の漫画には悪魔祓い屋or天使が悪魔討伐に来る展開がおなじみですが、やはりこの漫画も敵として天使がバアルを消しにきそうです。
ダークファンタジーだとバアルが死んで、よしのの身体にはバアルの子が…みたいな終わり方もありそうだけど、この漫画絵柄は耽美だけどノリは結構明るいよね…旭くんも死ななかったし。旭くん幸せになってくれ。
だから2人とも生きてハッピーエンドあるんじゃないかなぁと思ってます。

同じ作者の別の漫画も読みたくなりました。
青年漫画の胸糞悪さがなくておススメです。
よしのの不幸設定は青年漫画っぽいけれど。
2巻は、恋愛漫画です。ラブストーリーです。
3巻楽しみに待ってます。

最近読んだ一般向け漫画紹介
大学卒業前後くらいからほとんどTLしか読んでない残念ぶりですが、最近一般向けもちょこちょこ読んでるのでオススメ作品の紹介しまーす。

☆おススメ作品再掲☆

①青楼オペラ
ザ☆少女漫画な吉原花魁もの。
武家娘から女郎にまで転落してしまった朱音が、高利貸し(要するに金持ちの商人)の若旦那に見初められ、紆余曲折あり2人は両想いになるも、朱音の真の目的は親の冤罪を証明して取り潰しにあった武家の再興だった。
武家娘に戻れば、士農工商の1番トップに戻ってしまうわけで、いくらお金持ちとはいえ身分の低い若旦那とは結婚できなくなる。
それを分かった上で朱音を支える若旦那がいじらしくていじらしくてたまりません。
単なる金持ちの俺様キャラではなく、自分の欲を抑えて朱音の幸せを思い続けるヒーローというのが新しいかなと。
あと若旦那って朱音のためならいい意味でほんとに金遣い荒くて、それを朱音にドン引きされてるのが毎回面白いです。

②カカフカカ
内容は一般向けじゃないかもしれんけど…一応女性漫画なんで許してください。
いわゆる「恋愛の仕方がわからない」こじらせ系の恋愛漫画。
24歳のアキはフリーターで、10年前の初体験の相手、本行とシェアハウスで再会する。
中学の頃、当時イケイケ女子だったアキは、10年後の現在は希望の仕事にも就けず、彼氏にも浮気されてすっかり自信をなくしていた。
対する本行は、小説家としてデビューし、作品数は少ないもののコアなファンを獲得していて、すっかり差がついてしまったアキは中学時代の黒歴史もあり気まずく感じていたが、実は本行には2年前からEDで、それが原因で新作が書けていないという悩みがあり、アキに協力を依頼する。
…ずっと読み続けているんだけど、とにかく本行が「何を考えているのかわからない系男子」で、その発言や表情しぐさの1つ1つに一喜一憂しながら読む漫画だと思ってます。
主人公アキが全く主人公らしくないというか、自信のなさからあっちこっちフラフラしたりモヤモヤ悩んだり流されたりするので、そういうのをリアルだと捉えるか、共感できないと思うかでこの漫画の好き嫌いは変わってくるかと思います。
巻数が進むにつれて、本行は実はすごい無自覚のクズ男なんじゃないかと思えてきた。
いや、面白いし先は気になるんですけどね。

③地縛少年花子くん
単独記事を書いてて検索でそれに辿り着いた人が結構いるみたい。大した感想や考察じゃなくてすみません。
レトロファンタジー漫画。3話までピクシブで無料で読めたのが購入のきっかけでした。
学園の七不思議で有名なトイレの花子さんをモチーフに、人殺しの罪で怪異(幽霊とか妖怪みたいな)となった少年花子くんと、イケメン好きでやたら不憫な目に遭うヒロイン寧々が、様々な怪異に遭遇し、学園の平和を守って行く。
とにかく構成がよく練られていて、キャラクター一人一人の成長が描かれているのがいいと思います。
特に、第3の主人公とも言える光くんの描き方。
最初は花子くんを退治しようとするライバルキャラとして登場し、いろいろあって味方になり、敵だった怪異にも情が湧くようになり、苦しい想いや悲しい想いを沢山して、今は花子くんの親友とも言えるポジションで、自分の思う正義を貫こうとしている。
どこか善の面と悪の面を併せ持つ花子くんとは違い、少年漫画の熱血主人公のようなキャラクターで、花子くんとは寧々を巡って三角関係?なのに、全くハーレム感がないというか、少女漫画してなくていい。
寧々もイケメン2人に守られるだけのヒロインだとアレだけど、決してそうではないし、いろんなキャラから散々ディスられまくるので逆に応援したくなる…
最初からずっと花子くんイチオシですが、光くんも同じくらい好きになってきました。

④パーフェクトワールド
映画化されることも決まりましたねー。
この漫画についてはなかなか感想が描きづらい。
明るいだけの漫画ではないし、きれいごとだけじゃやっていけない、けど、最後が2人のハッピーエンド以外なら悲しい、読みたくないって思う漫画。
上京して再会した初恋の相手は、事故で車椅子生活になり、歩けない身体になっていた。
それでも惹かれ合い、一度は付き合うけれど、障害という壁をどうしても乗り越えることができず、2人は別れてしまう。
ライバルキャラを私はどうしても好きになれなくて、どんなにいい人でも、付き合うとなんで付き合うんだよって思っちゃうし、一夜を共にすると元カレは車椅子でできなかったからってしちゃうのかよって思っちゃうし、読んでて苦しい。
本当に、本当によく取材されていて、デリケートなところも真摯に描かれていて、好きだという気持ちだけで素人1人で支え続けていけないことも、痛いほどよくわかる。
最終的に健常者と結ばれれば、現実的かもしれないけれど初恋の人を見捨てたように感じるし、子供や仕事、いろんなことを諦めて車椅子の人と結婚することは、漫画だから、きれいごとで済ませたと思うのかな。
どう終われば、しっくりくるのか、全然わからない。
どっちかが死んで永遠の愛になるとかは嫌だよ。
映画にするならそれが泣けるやつなのかもしれないけど。
というか映画は最後どうする気なんだろ。



☆ここから多分ブログでは初登場…だと思う☆




⑤春の呪い
少女漫画ではないけど、女性漫画でもない。
でも、恋愛漫画です。死がテーマの。
最愛の妹・春を病気で喪ったフリーターの夏美は、春の婚約者だったエリート銀行員・冬吾に交際を申し込まれる。
春と行った場所に連れて行くことを条件に、歪な交際が始まった。
春が死ななければ、決して付き合うことのなかった2人。
春が死ななければ、知らなかった冬吾の優しさに、夏美は次第に惹かれていく。
春の死の上に成り立っている幸せに、罪悪感を覚えながら。
漫画ならではの設定というか、現実にもあるかもしれませんが、現実にあったら世間体は最悪でしょう…と思いながら読みました。
妹が死んだから、じゃあ姉で…って、1番選んだらいけない相手だね。
もっとも、冬吾は最初から夏美が気になっていて、それでも、春が死ぬことがなければ、その気持ちを表に出すことは一生なかったとのこと。
人生の終わりである死が、2人の恋のはじまりという、口にするとすごい悪趣味なんだけどこの設定に強烈に惹かれました。
これ、夏美が主人公だから読めるけど、春が主人公だったらきっと読めたもんじゃないと思う。
物語的には、死んだ婚約者を想い続ける男が美しくて、婚約者の死後に他の誰かと交際するなんて、そんな軽い愛情だったのかって思うから。
パーフェクトワールドとはある意味真逆の漫画。
2巻で完結しているんだけど、最後の2人の選択も、どこか非現実的というか、ふわふわしているように感じるんだけど、全編どこか足がついていないような感じだから、設定が尖った漫画として、最後まで読めてしまった。
死を扱っているのにドライな感じというか、コミカルな場面も多いので不思議な漫画です。

⑥彼女の腕は掴めない
春の呪いのような淡々とした雰囲気の漫画が読みたくなり、買った漫画です。
タブーに切り込んでいくコミックゼロサム。
生まれつき両腕のない主人公の女子高生は、白鷺という男に誘拐される。
彼は一見金持ちの優男だが、何の仕事をしているのか、何を考えているのかまったくわからない。
ただ、両腕のない主人公を理想の子と称して、身の回りのことを甲斐甲斐しく世話してくれる。
外には出してもらえないが、居心地のいい軟禁生活に、主人公は次第になじんでいく。
ちなみに主人公は頭が良く警戒心が強いので、彼女の本名は途中まで読者にも明かされない。
そんな穏やかな日常が流れ続け、次第に白鷺の過去が明らかになっていく。
白鷺は、身体の欠損を愛する男で、過去に言えないトラウマを抱えていた。
先に言うべきか最後に言うべきか迷ったんだけど、この漫画なぜかジャンプの麻生周一先生の絵柄にちょっと似てるから、勇者学や斉木楠雄が好きな人はそれが気になって話に入り込めない可能性があります。
友達とも恋人とも言えない、誘拐犯と女子高生の日常が淡々と描かれます。
女子高生自体がものすごい冷めた性格しているので、誘拐されたからって騒いだり、自分を悲劇のヒロインだと思ったりすることは一切ありません。
なんか、ひたすら理系っぽい。
やっと3巻から話が動き出しそうな…
日常だけ見てても面白かったんだけど、やはり日常だけではこれ以上2人の進展はなさそうだし…
今のところ恋愛要素はほぼゼロ(愛の告白してるのに付き合うとかそういう話には一切ならない)ですが、付かず離れずの不思議な関係が好きな方にはおすすめ。

⑦執事たちの沈黙
万が一、彼女の腕は掴めないの直後なんかにこれを読むとあまりのテンションの違いに卒倒する可能性があるので注意してください。
ここ数年気になっている作家桜田雛先生の新作です。
いい意味で頭おかしくてクセになります。
それでも太郎くんは歪んでるとかは一般人にはちょっと難しい気がするけど…執事たちの沈黙はヒロインがおかしい側なので、安心して読むことができます☆
世間知らずのお嬢様・椿と、椿に子供の頃から世話を焼かされ続けている執事・和巳の勘違いラブストーリー。
いやわかるやろ!っていうツッコミをしないことが大事です。これは漫画です。
執事の和巳はプライベートではパチンコと女遊びが大好きなキングオブクズ。
椿はプライベートを満喫していた和巳に助けられ、和巳と気づかずに一目惚れする。
和巳はとっさに歳三と名乗り、執事と歳三、2つの姿を使い分けて、椿をなんとか諦めさせようとするが、健気な椿に次第に絆されていってしまう。
椿はおバカなので歳三が和巳だとは絶対に気付きません。
和巳が一生懸命あれこれ計画して椿の興味を自分からなくそうとするのを、ニヤニヤしながら読む漫画。
笑えるし元気になるし早くくっつけよとも思うけど、和巳のプライベートのクズっぷりが少女漫画のヒーロー的にはかなりアウトなので、そこが気にならなければ…いいんじゃないでしょうか。私は多少気になりますけど。どんな事情があっても女遊びしてる設定好きじゃないんよね。

⑧王子が私をあきらめない!
こちらも深く考えず読めるのがいいところです。
冒頭からツッコミどころしかないし本編もかなりギャグのノリなので、設定にリアリティなどありません。これは漫画です。
絵柄もかわいらしく、少女漫画ほどキラキラしてなくて、読みやすい。
超金持ち学園に入学した庶民の小梅が、なぜか大財閥の王子・初雪に友達として気に入られ、付きまとわれるようになる。最初は困っていた小梅だが、初雪のまっすぐな人柄に惹かれていく。しかし、初雪は恋愛というものが何か理解していなかった。
1巻を読んだだけで多くの人が思うのが、王子よりも当て馬キャラの椿のほうが魅力的なんですよね…見た目も性格もエピソードも。
だから1巻買ってしばらく放置してたんだけど、2巻読んでなんとなくわかりました。
王子の成長を語るために椿が必要なんだなぁと。
完璧な王子様である初雪から、ごく普通の高校生の顔を引き出すために、椿は存在しているんだなと。
初雪のことは全く嫌いじゃないんだよ。けど比較対象が椿だと椿の良さしか見えないんだ…
同じ作者の別作品の方が自分には合ってそうな気もするけど、サクサク読めてギャグも面白いので、完結までは読んでみたいと思う。

久々に一気に長文書いた。よかったら一作品でも手にとってくださいね。私はほとんどの漫画をスマホで読んでますが。

この愛は、異端。1巻感想
職場経由でインフルエンザになってしまい、お布団と仲良くしています。
そんなときに広告で見かけてビビッときた漫画を片っ端から読んでみる。

青年漫画だけど、普段TLとか散々読み慣れてしまってるとそのエロさに物足りなさを感じてしまっているくらい純愛路線というか、焦らしてくれます。
冷酷非道なイケメン悪魔ベリアルと、天涯孤独の貞淑美少女よしの(20歳)の歪な愛の物語。
悪魔契約ものが好きなんです。なんか官能的な雰囲気があって。

まずヤングアニマルの漫画ってこんなんだっけ?と思うほど、絵が美麗です。特にカラーイラストはもはやアート。そして髪の毛の描き方に度肝を抜かれましたよ。作者はもしや髪フェチか?ってくらい、ロングヘアの描き方が素晴らしい。
ところどころ悪魔の残虐非道な面も描かれるのですが、ギャグも多く読後感が良いです。
主要登場人物も基本的に美形が多く、醜悪なオジさんがいっぱい出てくるとかはないです。
繊細な絵柄で、イケメンもしっかりイケメンに描くので女性作者かと思いきや、男性の方だそうです。
心理描写も丁寧で、強引にエロに持っていかないのもすごい。
疑似家族・恋愛ものとしても普通に読み応えがあります。

人外との恋愛ものでよくある、結ばれることは可能なのかどうかですが、この作品の世界では、悪魔と人間の結婚はまぁ普通にあり得ることみたいですね。ただ、ベリアルは捕食する相手との婚姻は愚かなことだと考えているだけで。
この考え方さえ変われば、結婚ENDなんじゃないの?と思いました。

悪魔と契約する女の子の漫画をいろいろ挙げようと思ったんだけど、今思いつくのがまゆたんの「悪魔なエロス」しか無かったわ…
まゆたんの作品の中では1、2位を争うくらい好きなんですけどね。
番外編のカラスの男の子の話が特にオススメですよ!
悪魔と契約した魔女が出てくるのはまじっく快斗とか地獄先生ぬ〜べ〜とかかなぁ…
あと悪魔というか魔王(吸血鬼)でも良ければルナルナティックとかおススメです。
これもちゃお連載だけどちょいちょい官能的です。


花子くん7巻感想
読むたびに、次の巻が待ち遠しくなる。
次は初夏かー。待てない。けど雑誌買うのは大変だし、どこかで毎号ネタバレしてくれないかしら…

ミツバ再登場!…なんだけど、その正体は、つかさがミツバの一部から作り上げた人造人間ならぬ人造怪異で、しかも七不思議の1つを食っちゃって三番目の七不思議になるという、超展開。
つかさがいよいよ暗躍してきたというか、ミツバに対しては2回目の唆しで、またエグい方法でミツバを変貌させてしまう。
誰かの記憶に残りたい、普通の人間として友達が欲しい、というミツバの気持ちを利用し、恐ろしい形で叶えるつかさ。
やはり「花子くん」のラスボスはつかさなのでしょうか。

正直ミツバの話は泣いたし、光がミツバをまともに成仏させられなかったことをずっと引きずってるのも切なくて、再登場には心が多少躍ったのだけど、もはや生きてる人→幽霊でもなく純粋な怪異として復活したミツバはミツバであってミツバでないわけで、しかもつかさの支配下にあるという、ミツバという存在がおもちゃにされすぎてつらいです。
今回の怪異ミツバは寧々に多少懐いていたり、自分のことを覚えていないけれどもう一度友情を築こうとする光の前向き姿勢だったり、ミツバが仲間になりそうな気配は多少はあるんだけど。
でも、本物のミツバはやっぱり噂を変えられて苦しんで消えていったんだなぁと思うとね…
怪異ミツバは見た目も性格もそっくりなので、同一キャラとして見るべきなのか複雑な気持ちです。

7巻は花子くんにあまりスポットが当たらずでした。
でもちょこちょこ悲しそうな表情が気になる…
花子くんは寧々が寿命を迎え死んでしまうことを何よりも恐れているんだろうなと。
…いや、ちょっと違うかな?まあでも花子くんは寧々の死は望んでないと思う。
2人の関係は淡い恋愛にも発展しそうな感じだけど、花子くんはザ中学生男子な思考を持ちながらも、生者は此岸、死者は彼岸というどうやっても越えられない壁を誰よりも理解していて、自分がこの世で生きていくことも、寧々を彼岸に連れて行くことも望んでないだろう。
だから最後はお別れなんだろうなって、そればっかり考えてる。
物語が思ったよりダークな雰囲気に進んでいってるし。
けどシリアスな場面でも突如ギャグシーンが挿入されたりするので、不思議な漫画だなぁと思う。
怪異ミツバは強い力を手に入れたけど、敵にはならなそう。理性が残っているというし。

花子くんとつかさの間に何があったのかはまだまだ語られないみたい…
人気が出ていてまだまだ続きそうで何よりなんだけど、とりあえず続きが気になる!
Kindle買って初めて読んだのが花子くんだったなー。
早く完結してほしいような、まだまだ読んでいたいような。
漫画を語ろう
久々に超個人的に語りたい漫画を紹介します。
これを読んで手にとってもらえたらいいなーとは思うんですが、なんせ最近の漫画ではないのでノリが合わないことも多々あります。

今回は少女コミック、通称少コミで連載されていた漫画を3つ紹介。

①バトルガール藍

作者…飯坂由佳子
連載時期…90年代前半くらい
ジャンル…バトル、超能力、変身ヒロイン

単行本もう持ってなくてだいぶ読んでないので内容もかなりうろ覚え。
愛蔵版や文庫版出てるような気もしますが、元々の単行本は全7〜9巻です。

内容はザ・90年代という感じですが、なぜかアニメ化はしなかった。
まぁちょっとお色気要素があるからかなー?

怪力ヒロイン・藍と線の細い謎の多い美青年・凌(しのぐ)がコンビを組んで、悪の組織ブラック・リザードと戦うお話。
一応変身ヒロインものだけどコスチュームは自作(しょっちゅう戦いで破れて作り直している)でカードキャプターさくら方式です。
次々に現れる敵の幹部がことごとくイケメンです。
ヒーロー役でありコンビを組んでいる凌は元ブラックリザードの一員であり、ムチの使い手。
うん、やっぱり絵面的にアニメ化は無理だったんでしょうかね…
話の流れ自体は小学生〜向けなんですが、しょっちゅう服が破れたりアブナイ目にあったりするのがいかにも少コミな感じです。
飯坂先生は後々ちゃおに移籍するんだけどちゃおでもちょっとお色気路線でした。
(キューティーハニーFのコミカライズとかしてた)
私はバトルガール藍に出てくる一条さんがすごく好きで、また読み返したくなるのも一条さんがまた見たいからだったりします。
一条さんは敵なんだけどすごく優しくて包容力あってイケメンなんですよ…
ヒロインの各務藍は射手座のO型で自分と同じだからすごく親近感があったんだけど、漫画だと単細胞の中の単細胞なので射手座のO型のイメージって…と未だに思う…


②ふしぎ遊戯

作者…渡瀬悠宇
連載時期…90年代前半〜後半
ジャンル…異世界ファンタジー、バトル

おそらく90年代で少コミのヒット作を挙げるなら必ず挙がってくる作品でしょう。
連載期間も長く(どうやらアニメ化したときに漫画も続けることになったらしい)、アニメも2000年代までコンスタントにOVAが作られ、スピンオフ(といっていいのかわからないけど)の玄武開伝が連載できたのも、ふしぎ遊戯がヒットしたからでしょうね。
結果的に玄武開伝は10年近く連載してたようですが。
受験生の美朱・唯が古代中国の小説世界に入り込んでしまって、それぞれすれ違いがあって朱雀の巫女・青龍の巫女となり、国同士敵対してしまう…という話。
ファンタジーの世界に迷い込んで主人公とイケメンが恋におちる…っていうのは他の作品でもよくある気がしますが、同じように親友が迷い込んできて結果的に敵になるっていうのが独特ですね。
全体的にアニメ向きの設定だったとは思いますが、唯が暴漢に襲われそうになるとことか鬼宿の家族皆殺しとか割とそのままアニメ化したのはちょっと驚いた。
当時は今より規制がゆるかったとは思いますがそれにしたって攻めてる。
原作でいやいや主人公の美朱ちょっと自己中すぎんだろってところとかはアニメで少しだけ直されてる箇所もあるのだけど、それでも結構嫌いなヒロインとして名前が挙がってしまう美朱。
美朱の性格が悪いんじゃなくて、七星士たちの性格がイケメンすぎるんだよねと思うことにしました。
声優も豪華なのでアニメのほうが盛り上がっていたかもしれません。
なんとなくの感想だけど、この頃の少女漫画は主人公自己投影型が主流だった気がします。
主人公は元々特別な能力がない普通の人間で、ひょんなことから特別な立場になり、周りから守ってもらうようになるという…
ふしぎ遊戯の場合美朱と鬼宿以外のカップル(カップリング)ってそこまで詳しく描かれないしね…

③覇王♡愛人

作者…新條まゆ
連載時期…00年代前半
ジャンル…まゆたん、香港マフィア

もはやタイトルより黒龍のカンフー(を元ネタにしたコラ)とかのほうが有名になっている気がします。
でも、あれをネタにする前に9巻全部読んでほしいよね。
いや読んでも合う合わないがあると思うけどね。
まゆたんの快感フレーズのヒットのおかげで、少コミは過激な作品が増えていきます。
なんやかんやでバトルガール藍とかふしぎ遊戯ではギリギリ路線を走りつつ、一線を超えることはなかった。
でも00年代は超えてなんぼという感じ。
正直、覇王愛人がどうして9巻まで続いたのかずっと気になってたのだけど、おそらく、少コミはこの路線を求めていて、読者にもこの路線が1番ウケていたからではないかと思います。
話の流れとしては、ごく普通の苦学生、来実が助けたのは香港マフィアのトップ、黒龍で、何もわからないまま香港に拉致されてしまう…という話。
特に目的とかはあんまりないので流されるまま流れていっちゃう感じかなぁ。
香港マフィアを題材としているものの、見る人が見ればツッコミ所が多く、「なんとなくマフィアっぽい感じ」しか描かれていないのですが、要は香港マフィアはちょっと悪そうな雰囲気を出すための設定であり、そこまで大事ではないのです。
少コミ読者も本格マフィア漫画を読みたいわけじゃないだろうし。
この描きたいものだけを描く感じ嫌いじゃないんです。
バトルガール藍やふしぎ遊戯でも見られるのだけど、ヒーロー以外の男性もなんとなく主人公に惹かれていく描写が覇王愛人にも漏れなくあるのですが、なんか違うと言えば覇王愛人の場合恋心を抱いている人と身体に興味がある変態がいることでしょうか。
そう、覇王愛人には味方も敵も変態が多いのです。
一応味方?の人々、ヒーロー役なのに人の愛し方を知らない黒龍、女の格好をして女として振舞っている火龍(ふし遊の柳宿のパクリとか言っちゃダメ)、ヤンホモでドMメガネでネタに事欠かない風龍、ドS医師の水龍、あと、なんか影が薄くて全然出てこない土龍。
まぁあの、黒龍を単なるいい人として描いていないということが、ラストに繋がってくるんです。たぶん。
人を殺して生きてきた人が、フツウの幸せを手に入れられるのか?というのが、この漫画のテーマなのかもしれません。
ちなみに、バトルガール藍やふし遊では人殺してるけど幸せを掴んでます…
やむなく死なせちゃったのはしょうがないけどね。
正直共感できるところが少ない漫画ではあるのですが、今でも繰り返し読んでしまう麻薬のような作品です。